格安SIM 概要
格安SIMとは、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)と比べて料金が安いSIMカードサービスのことです。主に「MVNO(仮想移動体通信事業者)」と呼ばれる企業が提供しています。
格安SIMは、スマホの通信費を大幅に節約できる選択肢として人気です。
ここでは、料金・通信速度・提供会社・選び方のポイントを総合的にまとめました。
仕組みと特徴
- MVNOが提供
通信設備を自前で持たず、大手キャリアの回線を借りてサービスを提供します。これにより設備投資が不要で、料金が安くなる仕組みです。 - SIMカードとは?
スマホに挿して使う小型のICカードで、契約者の識別情報(電話番号など)が記録されています。これがないと通話や通信ができません。 - 料金が安い理由
通信設備の維持費がかからない/店舗を持たない事業者が多く、人件費なども抑えられるため。
格安SIMの料金

格安SIMは、使い方に合わせて月額300円〜3,000円台まで幅広く選べるのが魅力です。
選び方のポイント
- ライトユーザー(SNS・メール中心)
→ LINEMO(3GB 990円)、IIJmio(2GB 850円)、HISモバイル(100MB 280円) - 動画・ゲームも楽しみたい人
→ 楽天モバイル(無制限)、UQモバイル(35GB)、mineo(低速無制限) - 家族や複数回線で使いたい人
→ ワイモバイル(家族割あり)、イオンモバイル(複数回線割引) - 料金重視 → HISモバイル、IIJmio、日本通信SIM
- サポート重視 → ワイモバイル、イオンモバイル、BIC SIM
- 柔軟なプラン → povo2.0、mineo、NUROモバイル
格安SIMの通信速度
格安SIMの通信速度は大手キャリアに比べて遅く、昼12〜13時、夜20〜22時の時間帯は特に遅くなりがちです。
時間帯による違い
- 朝・深夜:比較的空いていて速い
- 昼(12〜13時):混雑しやすく、速度低下しがち
- 夜(20〜22時):動画視聴などで混雑することも
通信速度が遅いときの対処法
- スマホを再起動する
- データ通信を一度オフ→オンにする
- Wi-Fiに切り替える
- 利用時間帯をずらす(昼→朝や夜)
- 動画の画質を下げる
格安SIMの利点と注意点

格安SIMは、通信費を大幅に節約できる魅力的な選択肢ですが、使い方や目的によっては注意が必要です。
以下に、わかりやすく整理してみました。
メリット
- 月額料金が1,000円〜3,000円程度と安い
- プランが豊富で、自分に合ったものを選びやすい
- 契約の縛りが少ない(2年縛りなどがない場合が多い)
- SIMフリー端末との相性がよく、新品・中古・海外端末など好きなスマホを選べる
デメリット
- 通信速度が混雑時に遅くなることがある
- キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)が使えない場合が多い
- 店舗サポートが少ない(オンライン対応が中心)
- 初期設定は自分で設定することになる
- 支払い方法が限定されることがあり、主にクレジットカードが主体
まとめ
格安SIMは種類が豊富で、選び方を間違えると「安いけど遅い」「サポートが不安」などの後悔につながることもあります。
通信速度やつながりやすさなどの実用性を重視するか、月額料金などのコスパを重視するかは人
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